No.4江戸時代から「子授け」「安産」のご利益で信仰された「水天宮」
水天宮は、久留米藩21万石を預かる大名家・有馬家によって創建された神社です。福岡において、有馬家は水天宮を深く信仰していました。参勤交代の折にも親しくお参りできるようにと、1818年に国元から御分霊を勧請したのが、水天宮です。
お宮参りのご祈祷!初穂料は1種類
水天宮のお宮参りのご祈祷は、予約制ではありません。当日の受付時間で、いちばん早い回を案内してくれます。お初穂料は定められていますので、あれこれ思い悩まずにすみます。お宮参りに一緒に参拝する家族がそろった段階で、神札所にご祈祷を申し込みますが、受付時間は午後3時半まで。大勢の方で込み合う戌の日に限っては、午後4時まで受付時間が延長されています。受付をすませたあとは、時間の変更などができませんのでご注意ください。
戌の日は安産祈願で大混雑!お宮参りに戌の日は避けましょう
安産祈願にご利益があるとされ、多くの妊婦さまでにぎわう水天宮ですが、そのいわれは、久留米藩上屋敷内で鈴の緒として使われていたさらし木綿にあります。このさらしを腹帯として使うとことのほか安産だったことから、その評判が高まり、安産祈願の神社として多数のお参りを受けるようになったのです。「戌の日」は、早朝にご祈祷を受けた生成りのさらしをそのまま分けていただける特別な日。それだけに、安産祈願のご祈祷で大混雑しています。お宮参りをご検討の方は、戌の日を避けるようにしましょう。
安産祈願の御札はお宮参りで返納!
安産祈願の神社として名高い水天宮。それだけに、安産祈願の末授かったわが子のお宮参りもぜひ水天宮で、と思われる方が少なくありません。安産祈願の際に授かった御札は、「おかげさま」の心をもって神社にお返しし、神さまにご報告するのが、習わしです。